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さな

Author:さな
何もわからないままブログを作ってしまいました。
ここには読んだ本の中からお勧めのものを選んで、感想を書いていきますが、あくまでも感想と紹介で、書評と言えるほどのものではありません。
少しでも好みが似ている方の参考になったらうれしいです。
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エンドロールまであと、 壁井ユカコ

bk1

「壊してしまえばいいよ。右布子を壊して、食ってしまえばいいよ。お母さんのお腹の中でいちばん最初のタマゴだったときみたいに、右布子と左馬は一つに戻るの。……そうしたらもう二度と離れないで済む」


双子の姉弟の行き止まりの恋と、田舎の旧家の抑圧の物語。

弟の左馬之助が、体が弱く内面も幼い姉、右布子に恋愛感情を抱き、ぐるぐると悩む様子がよかったです。
切ないテーマの物語だけれど、なめらかな文章で青春の一生懸命さが描かれていました。
双子の恋の脇で描かれる、右布子の友達の清野亜寿のパートも好きでした。清野の悩みや夢、恋と失望、希望などはとても身近で、リアルに感じられます。

つらい結末で、何か別の道はなかったのだろうかとも思いましたが、巻末のショートエピソードに温かい希望が見えたのはよかったです。
(二月中旬某日のエピソードも可愛らしくて癒されます)

それにしても、いくら生理がきたとは言え、右布子にちゃんと生殖能力がある気がしないのですが、彼女を跡取りにしたら家は断絶する可能性が高いんじゃないかな……。
そもそも長く生きることも難しい子なのだし……。
ばあちゃんはそれでいいのだろうか。

ともあれ、右布子が少しでも長く強く生きて、閉じた家の抑圧に勝ってくれるといいなと思います。
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テーマ:読書メモ - ジャンル:本・雑誌

壁井ユカコ | 20:02:01 | Trackback(0)

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