■ブログ内検索

■カテゴリー
■最近の記事
■最近のトラックバック
■プロフィール

さな

Author:さな
何もわからないままブログを作ってしまいました。
ここには読んだ本の中からお勧めのものを選んで、感想を書いていきますが、あくまでも感想と紹介で、書評と言えるほどのものではありません。
少しでも好みが似ている方の参考になったらうれしいです。
リンクはフリーで、トラックバックも歓迎します。
ただし、本と関係のないところからのトラックバックは削除させていただく可能性があります。
ご意見はこちらへどうぞ。
kimamawaga☆yahoo.co.jp
(☆を@に変えて下さい)

■amazon

amazonで検索

■月別アーカイブ
■RSSフィード
■リンク
■フリーエリア
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
NO CALL NO LIFE 壁井ユカコ

bk1


「好きっていうのはだね、もっとこう、どろどろぐちゃぐちゃしてて、ほら、
お昼のメロドラマみたいな、不倫して離婚して再婚して元夫と不倫して姑に人
でなしと罵られてみたいな」
「どろどろ?」
「そう」
 神妙な顔で有海が頷くと春川はショックを受けたみたいに一瞬固まって、
「俺、昼メロは見ないからそういうのはわからない」
「じゃあ、どろどろするくらいわたしのことが好きになったらまた言いに来る
といいよ」
「うん。ごめん」


有海の携帯に、十年前の日付で留守番電話のメッセージが入る。
その奇妙な電話をきっかけに、有海は春川と出会った。
父親が死に、母親に捨てられている二人は、過去に暗い秘密を持っている。
同じところが欠けている二人は、互いに足りない部分を補い合うこともできず
、けれど惹かれ合っていく。
そして事件が起き──

ずっどーん、と暗い話。
けれど、登場人物の性格がちょっと抜けているせいか、私はさほど暗い気持ち
にならずに読みました。
何かが欠けている二人の、未来を見ようとしない恋はどん詰まりだけれど、ど
ん詰まりならではの切なさと綺麗さがある小説です。


スポンサーサイト

テーマ:ライトノベル - ジャンル:小説・文学

壁井ユカコ | 18:06:06 | Trackback(0)
キーリ 死者たちは荒野に眠る 壁井ユカコ

bk1


ただそこには外の光が、砂色の雲に覆われた鈍い光ではあるけれど、わずかに
残ったこの惑星の資源を大事に大事にその懐に溜め込んできた空と大地の色が
細い筋になってきらきらと降り注いでいて、とにかくあの下まで行けばなんと
かなると漠然と思っていた。


幽霊が見える孤児の少女キーリと、戦争の悪魔と言われた死なない男ハーヴェ
イ、ラジオに取り憑いた霊の兵長。
死者と関わりながらの三人の旅の物語です。
人物が非常に魅力的。恋愛とは少し違うけれど、強くお互いを思い合うキーリ
とハーヴェイの関係がとてもよいです。
キーリは普通の女の子でありながらも気丈ないい子だからか、感情移入しやす
いです。
ラジオの憑依霊と一緒に旅をするという設定もおもしろい。
明るくない窮状の人たちと、明るくない世界に差し込むうっすらとした希望の
表現が、とても素敵でした。

テーマ:ライトノベル - ジャンル:小説・文学

壁井ユカコ | 12:34:16 | Trackback(0)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。