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さな

Author:さな
何もわからないままブログを作ってしまいました。
ここには読んだ本の中からお勧めのものを選んで、感想を書いていきますが、あくまでも感想と紹介で、書評と言えるほどのものではありません。
少しでも好みが似ている方の参考になったらうれしいです。
リンクはフリーで、トラックバックも歓迎します。
ただし、本と関係のないところからのトラックバックは削除させていただく可能性があります。
ご意見はこちらへどうぞ。
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バッテリー2 あさのあつこ

bk1

考えてみろよ毎日コツコツやってるやつからみれば、そりゃあ腹がたつぜ。おまえみたいなやつはなあ。おまえだよ。全部、おまえのせいだ。

中学に入学し、巧と豪は野球部に入ります。
中学生になっても、巧は相変わらず協調性も妥協も知らないふるまいで、気配りの豪をハラハラさせます。
野球部の監督である戸村は、生徒を抑えつけ従わせるタイプの指導者ですが、おとなしく従おうとしない巧に苛立ちながら、その才能に惹きつけられ、迷います。
あまりにも魅力的な素材に、ある意味心を奪われてしまうんですね。
そして今まで抑えつけられていた三年部員の展西らは、監督のその迷いを敏感に感じとります。
巧の実力とふてぶてしさを憎み、ある日暗闇で押さえつけて・・・。
手に汗握る展開です。

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テーマ:読書 - ジャンル:小説・文学

あさのあつこ | 13:02:33 | Trackback(0)
バッテリー あさのあつこ

bk1

「そうだ、本気になれよ。本気で向かってこい。―関係ないこと全部捨てて、おれの球だけを見ろよ」

中学入学前の春休み、父の転勤で岡山の県境の街に引っ越してきたピッチャー原田巧と、そこで出会った同級生キャッチャー永倉豪の物語。
ピッチャーとして自他共に認める才能を持ち、それを伸ばすために黙々とトレーニングを積んできた巧は、性格的には極端に自己中心的、無愛想で、触れられることを嫌う神経質な部分も持っています。
一言で言うと無茶苦茶付き合いにくい人。
一方の豪は、おおらかで自然な人付き合いができる、後輩の面倒見もいいお兄ちゃん。
そんな二人が出会い、バッテリーを組みます。
自分の力を信じ、野球に打ち込む巧も、医者の息子として生まれ、親には「野球をやめて勉強に打ち込んでほしい」と言われながら、巧のボールを受けて、夢中になってしまう豪も魅力的です。
中心はその二人ですが、巧の弟である体が弱くて性格の優しい青波が、とても可愛い。
少しも兄に似ていない青波は、お気に入りです。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

あさのあつこ | 21:57:00 | Trackback(0)
哀しみキメラ2 来楽零
kimera2

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「化け物は、人一倍優しくなきゃ、人間のふりもできないんだよ」

変わってしまった体を抱えて生きるキメラたちの物語の二巻目です。
面白かった。
受賞作が割とすっきり終わっていたので、続きは七倉家から追われる三人が描かれるのかと思ったら、ずいぶん違いました。

北海道に渡り『除霊相談所』のサイトを作った彼らの元に、「姪に殺されそうだ」という男のメールが届き、その家を訪ねた矢代純は、すでに死体となった依頼者と、その側に立つ少女を見つけます。
一方別の依頼を受けて現場に臨んだ水藤深矢は、罠に掛けられて怪我をします。
一見別々の事件が、やがて一つの流れになり、物語は少女を中心に進んでいくのですが、このミステリーのような展開がいいですね。
それから少女の成長も、この物語の重要部分でしょう。最初は懐かない動物のような子供が、めまぐるしく起こる事件の中で心を開き、初めて出会った『味方』にすがりつこうとし、でもやがてある決意をします。
今まで幸せの薄かった少女ですが、これからいい未来に向かって行くのだと思えました。
前作もよかったけれど、二巻目の方がもっと好き。
三巻目も楽しみです。

テーマ:ライトノベル - ジャンル:小説・文学

来楽零 | 11:57:51 | Trackback(0)
哀しみキメラ 来楽零

bk1

「お前がいくら人間のつもりでも、人間様はそうは思っちゃくれねえぞ。俺たちはとっくに、正義の味方に退治されるべき化け物だ」

第12回電撃小説大賞金賞受賞作。
たまたまエレベーターに乗り合わせた高校生四人が異形のモノに襲われ、次第に人間でない体になってしまう。
出だしはホラー調ですが、中心に描かれているのは若い四人のそれぞれの思いです。
状況はかなり厳しいものがありますが、それぞれが自分の心に従って行動して、嘆くよりは進もうとします。
女性作家だそうで、情景描写も心理描写も丁寧。
一番反発し合っていた矢代純と十文字誠の最後の会話は泣けます。
読み応えのある物語でした。
お勧めです。


テーマ:ライトノベル - ジャンル:小説・文学

来楽零 | 14:37:54 | Trackback(2)
NO.6(ナンバーシックス)#4 あさのあつこ
No.6 (#4) No.6 (#4)
あさの あつこ (2005/08/23)
講談社

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沙布を救うため策を練っているさなか、突然ネズミが倒れます。
あの寄生バチにやられたのかと恐怖する紫苑は、ネズミが無事に目覚めたとき、その恐怖を打ち明けながら、ネズミの首に触れます。
その紫苑に初めて恐怖を感じるネズミ。

きみという他者なしにぼくは生きられない。
甘ったるい、けれど真摯な告白と苦もなくネズミを捕獲した動き。ほんの束の間だったけれど、紫苑の眼から感情が消えた。あれは愛を吐露した者の眼ではなく、的確に人の急所を突き、抉る者の眼だ。
本人はおそらく気がついてないのだろうが。
何も知らなかったのは、おれのほうなのか?


それまではNO.6育ちの優秀ではあるが気持ちのやさしいヤワな少年だと思ってきた紫苑を、初めて「得体が知れない」と感じ、鳥肌をたてるネズミ。
同時に自分も紫苑を失うことに耐えられないと、無念ながら認めます。
そうして始まる『人狩り』。矯正施設への潜入したところで、この巻は終わり。
この巻が出版されたのが2005年8月で、もうすぐ一年が経とうとしています。
好きなシリーズだし、非常に気になる展開なので、とにかく早く次が出てくれることを祈ります。

テーマ:読書 - ジャンル:小説・文学

あさのあつこ | 23:46:25 | Trackback(0)
NO.6(ナンバーシックス)#3 あさのあつこ

bk1

おまえさんの負けだよ。ここじゃ、守らなきゃならないものを持っちまったやつは生き残れないのさ。

作者さんは、この巻を矯正施設に乗り込むアクションの巻にするつもりだったそうです。
『言い訳にかえて』というあとがきにそう書いてありました。
でもまだ一歩も入ってません。
話的にはあまり進展はなく、ネズミと紫苑のかなり濃い関係が丁寧に描かれています。
一人で生きていくのがやっとというこの環境の中で、どうしても失いたくないものを持ってしまうネズミの思いがいいです。
ネズミはイヴという名の天才(?)舞台俳優兼歌手ですが、とても魅力的に描かれています。


テーマ:文学・小説 - ジャンル:小説・文学

あさのあつこ | 11:30:23 | Trackback(0)
NO.6(ナンバーシックス)#2 あさのあつこ

bk1

まったく、オレとしたことが……。
どうして危険でやっかいなお荷物を背負い込んだ? 
もう借りは返したはず。


ネズミは紫苑をNO.6から助け出し、西ブロックの過酷な生活を共にします。
四年前、何の見返りもなく自分を救ってくれた紫苑の、その甘さに苛立ちながら。
紫苑は自分を助けてくれたネズミのことをもっと知りたいと願いますが、ネズミはそれは余計なものを背負い込むことだと拒否します。

「知れば情がわく。何の関係もない他人のままじゃいられない。そうしたらあんたが困るだろう」
「なんで?」
「敵になったとき、殺せなくなる」


NO.6で育ち、母も友達もNO.6にいる紫苑と、NO.6を憎み、崩壊を望むネズミの思いはすれ違います。
そんな中、ネズミは紫苑に関するある情報を手にします。
知らせれば紫苑を失うかもしれない。
紫苑をやっかいな足手まといだと思いながら、同時に彼を失うことを強く恐れる気持ちにネズミの心は迷います。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

あさのあつこ | 07:47:16 | Trackback(0)
NO.6(ナンバーシックス)#1 あさのあつこ

bk1

どうしてあの夜、ボクは窓を開けてしまったんだろう?
飢えることも嘆くことも戦いも知らずに済んだのに。


帯のあおり文句を写してみました。なかなかいい感じ。
あさのあつこという作家を知ったのは少年野球小説の「バッテリー」で、これも大好きだけど、こちらは近未来ファンタジーです。

2歳のときの検査で能力最高ランクと位置づけられ、エリートとして最高の教育を受けている紫苑は、12歳の誕生日に、嵐の中窓を開けます。そこから入ってきたのは、肩に銃創を負い、当局から追われている少年「ネズミ」と自称する少年。
彼を助けた罪で、NO.6のエリートだった紫苑は最下層に落とされてしまいます。
それでもそのときのことを少しも後悔していない自分に気付く紫苑。

そして紫苑が16歳になったとき、ある大きな事件に出会います。
かけられた罠。
ネズミとの再会。
NO.6からの逃走。
一巻目は息もつかせぬ展開です。

このシリーズは、2006年10月から、講談社文庫からも発行されています。



テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

あさのあつこ | 19:03:42 | Trackback(0)

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